明日葉(あしたば)という名前は、「葉っぱを摘んでも明日にはまた葉を出す」ことに由来します。
つまり、明日葉は、非常に生命力が高い植物なのです。
明日葉の原産地は、日本です。
そして、東京なのです。
東京といっても、伊豆七島が明日葉の発祥地といわれています。
明日葉はセリ科の植物で、明日葉の苦味は、セリ科の植物独特のものです。
明日葉の茎や葉を折ると、そこから黄色いものが出ます。
明日葉から出るこの黄色いものは、ねばねばしていて、手や服に付くとなかなかとれません。
明日葉に含まれる「カルコン」という色素がこの黄色いものの正体で、カルコンは、他の植物にはほとんど含まれていない物質です。
カルコンには、抗酸化作用、抗菌作用などがあるとされ、最近では、セルライトを分解・除去する効果も期待できることが指摘されています。
ちなみに、伊豆七島の島の人たちは、昔から明日葉を傷口につけたりして使っていたといいます。